視野に小さな水玉が見えます

Q:
最近、視野に小さな水玉が連なったようなものが見え、それが視線の動きにつれてあちこちに動きます。手術が必要な病気でしょうか?早く診て頂い
た方がよいですか?年齢は40代です。

A:
おそらくそれは飛蚊症でしょうか。蚊のような黒い小さなものが目の前を飛んでいるように見えることから飛蚊症といわれています。スス、糸クズ、水玉、湯けむりといったような形であることもあり、色も黒いものから淡白く不透明なものまでいろいろなものがあるようです。通常目を動かすとそれにつれて動いてきます。これは眼球の硝子体中に濁りがあり、その影が網膜上に映ったものです。軽度の硝子体混濁は病的意義があまりなく、生理的飛蚊症と言います。ほとんどの場合はとくに心配することはないのですが、50~60歳ぐらいで突然数が増えたり、大きくなったりした場合は網膜剥離などを疑い、くわしく検査する必要があります。

ラッフルズ・ジャパニーズ・クリニック 大西医師
シンガポール 知って得する医療の豆知識