痔の手術

Q:
今回、一時帰国時に「肛門科」を受診して「いぼ痔」と言われ、手 術をすすめられました。しかし、3週間の入院が必要とのことでしたので手術もできないままで、数週間分の座薬を頂いてきました。現在、排便の際に痛みや出血があるのでこちらで手術をしようかと 思っています。シンガポールでの「痔」の手術はどうなのでしょうか?また、「肛門科」というのはあるのでしょうか?仕事があるので3週間の入院もとても気になります。わかる範囲で教えて頂ければと思います。

A:
シンガポールでも日本と同じように手術を受けることが出来ます。特別な問題がなければ、午後に手術をしてその日は入院し、翌日の診察 で問題なければ退院できます。日本で3週間と言われたそうですが、普通の手術であれば日本で も通常数日で退院できます。退院後は自宅で簡単な処置をしていただきながら、日常生活は普通にし ていただいてかまいません。ただし最初の1週間は患部からの出血のリスクもありますので、万が一のときにすぐに病院受診できるよう、シンガポール島内から出ることは制限されます。出血の可能性はゼロではないわけですが、ほとんどの場合は問題ありません。人によって症状の程度は異なり、それによって治療内容もリスクも異なりますので、まずは直接医師に相談してみることをお勧めします。
なお、痔の手術に関しては、通常は消化器外科専門医を受診すればいいでしょう。シンガポールには痔の手術が可能な日本人医師はおりませんのでシンガポール人医師を受診することになります。
当院より適切な専門医を紹介することも可能です。

ラッフルズ・ジャパニーズ・クリニック 大西医師
シンガポール 知って得する医療の豆知識