子供(12才以下)のDP申請、予防接種証明書を義務付け

※2019/01/09 具体的な提出方法を追記しました。追記文はこちら

2019年2月1日から、12才以下の子供のディペンデントパス(Dependant’s Pass DP)申請に先立ち、予防接種証明書の提出が義務付けられることになりました。

証明が必要な予防接種は、「ジフテリア」(DIPHTHERIA)・「はしか(麻疹)」(MEASLES)の2種類です。

日本では、定期予防接種として、ジフテリアは「DPT-IPV混合ワクチン」で接種、はしかは「麻疹・風疹混合(MR)」で接種しています。

参考:国立感染症研究所「日本の予防接種スケジュール」

今回の措置は、DP以外の長期滞在ビザ、学生ビザまたはロングタームビジットパスを申請する12才以下の子供にも同様に適用されます。

手続きの流れ

予防接種証明書(英文)を入手

Health Promotion Board(HPB)に予防接種証明書を提出

↓ 約10日間

Health Promotion Board(HPB)から予防接種済を確認した旨の通知が届く

DP申請可能に

具体的な提出方法は現時点では発表されていません。

具体的な提出方法 (2019/01/09追記)

提出はオンライン(以下)で行います。

Health Promotion Board(HPB)の予防接種証明書提出ページ(2019/2/1から公開)

上記リンクにアクセス、ユーザー登録後、以下の書類をアップロードします。

  • 医師の署名入りの予防接種証明書
  • 子供の予防接種記録
  • 子供の出生証明書
  • 子供のパスポート
  • 親のパスポート

原本が英語以外の場合、大使館または公証人の認証を得た翻訳の提出が必要です。

申請には$35の申請料が必要、現段階では不明ですがクレジットカード/NETS等で支払うことになると思います。

結果はEメールで通知、予防接種済みの確認が取れれば、「Verification of Vaccination Requirements (VR) 」をダウンロードできます。DP申請の際は「Verification of Vaccination Requirements (VR) 」のアップロードが求められます。

HPBの受付開始は2月1日から、DP申請時にVRが必要になるのも2月1日から、そのため、2月1日から10日間程は、12才以下の子供のDP申請は実質できなくなります。

その他、詳細は以下のページをご確認ください。

Diphtheria and Measles Vaccination Requirements for Foreign-Born Children Applying for Long-Term Immigration Passes in Singapore

予防接種証明書(英文)の準備、HPBへの提出・確認作業が、DP申請前に必要になります。赴任スケジュールに間に合うように、従来よりもかなり早めの対応が必要です。

予防接種証明書(英文)の入手方法

今回の発表には英文証明書を提出する旨の記載はありませんが、シンガポール政府に提出する証明書類は英文を求められるため、英文の予防接種証明書が必要になるのは間違いないでしょう。

日本の母子手帳の予防接種記録をもとに英文の予防接種証明書を作成してくれる医療機関があります。

かかりつけの医療機関に相談されるか、「英文予防接種証明書」で検索してください。

英文予防接種証明書 東京英文予防接種証明書 大阪英文予防接種証明書 名古屋

DP取得済みの場合・更新時は不要

既にDPを取得している場合、更新時も提出の必要はありません。

Existing pass holders will not be subject to the requirements when renewing their pass or applying for a new pass.

参考ホームページ

今回の措置の発表リリース:DOCUMENTATION OF DIPHTHERIA AND MEASLES VACCINATION REQUIRED FOR FOREIGN-BORN CHILDREN APPLYING FOR LONG-TERM IMMIGRATION PASSES IN SINGAPORE (Ministry of Health)

予防接種証明書提出先機関:Health Promotion Board(HPB)  ※現時点では記載はありません