A型肝炎とB型肝炎

A型肝炎とB型肝炎

A型肝炎ウイルスで汚染された水や食物を経口摂取することで感染します。
ウイルスが体に入ると、平均して1ヶ月程度で発熱や倦怠感、嘔吐、黄疸(皮膚が黄色くなる)などが出現し、血液検査をすると肝機能が悪化しています。
この状態がA型肝炎で、まれに重症化して生命にかかわることもありますが、通常は対症療法だけで回復していきます。

日本は衛生状況の改善により、50代以下の世代ではほとんどが抗体を持っていないために、誰でもかかる可能性があると考えたほうが良いです。

シンガポールでは食衛生に注意を払っていれば感染するリスクは少ないですが、周辺諸国に渡航する予定がある場合は予防接種をお勧めします。

A型肝炎ワクチンは、半年あけて2回接種すればほとんどの方で抗体がつきます。
小児では大人と同じような物を食べ始める2歳以降の接種で良いです。
B型肝炎を受けていない場合は、両者を同時に接種できるA型肝炎・B型肝炎混合ワクチン(接種回数は3回)もお勧めします。

B型肝炎は体液や血液を介して感染しますが、特に東南アジアではウイルス保持者(キャリアー)が多いため、性交渉を含む日常生活でも感染する可能性があります。
B型肝炎は多くの場合目立った症状がないまま慢性的に肝臓で感染が持続し、最終的に肝臓がんへ進展するので、予防注射で感染を防ぐことが望ましいです。