企業訪問~RGF(リクルート)シンガポール~1
海外でRGFのブランドで展開するリクルートグループの人材サービス。
シンガポール法人が、このたびオフィスを【71 Robinson Road #05-04】に移転いたしました。
早速、新しいオフィスを訪問(2012年6月に訪問)、西澤ダイレクターにお会いしました。
*オフィスへの行き方はこちらのページをご覧ください。
西澤ダイレクターにリクルートの人材サービスについて聞いてみました。
貴社の海外展開(東南アジア)の特徴についてお聞かせいただけますか?
弊社は「HRソリューションプロバイダー」を合言葉に、ヘッド・ハンティングからジュニア人材まで、また対象は日系企業にとどまらず全ての企業を相手に、東南アジアのマーケットに国境を越え取り組んでいます。
1つの会社がその様な幅広い業務をオールマイティにやる事が可能なのでしょうか?
はい、通常の会社ですと
・「セレクション事業」と言われる候補者を人材紹介会社のフィルターにかけ、企業に紹介する業務
・「エグゼブティブ・サーチ事業」と言われる高給が期待できるポジションに見合う人材を探してくるいわゆるヘッド・ハンティング業務
そのいずれかに得手不得手が生まれるものです。
弊社の場合には、部署を「エグゼブティブ・サーチ(以下ES)」「マルチナショナル セレクション(以下MN)」「日系セレクション(以下日系)」に分け、独自に目標を立てて、それらを3つの柱として活動しています。
それは全く別の事をやる部署が1社にあると言う事でしょうか?
一概に全く関係ない部署が3つあるとは言えないのが現実です。
弊社は、アメリカ人がES、イギリス人がMN、日本人である私が日系を統括、トータルで約50名もの社員が働いています。それぞれの部署が得た情報を活かし、互いに密に連絡を取り合い、お客様である企業に対し、必要なレベルの人材を滞りなくご紹介するという体制となっています。
勿論の事、ご登録者の方々にはそのスキルに合ったポジションが空きとなった場合には、これまた3つの部署間での連携によってそれをご連絡・ご紹介できる形です。
今回、3つの部署の連絡をより密にする為、今まで別のビルに分かれていた部署ごとのオフィスを1つにしました。これにより、より円滑な情報の共有化ができ、シナジー効果を高めるのではないかと確信しております。
具体的に部署の連携とはどの様な事が考えられますか?
例えば、ご登録者(日本人)の方がある職種に一定のスキルを持っているとしましょう。そして弊社の日系を担当する部署にご登録されているとします。
その情報を3つの部署が共有する事によって、非日系の会社がその職種に経験がある日本人を求めている場合、MNからのご提案となります。
ちなみに求人の給与ベースは、高い方からES―MN―日系という順となります。
リクルートグループの海外ブランドであるRGF HR Agentの強みは何でしょうか?
私達の強みは、やはり日本から進出前に企業の担当の方にご相談を受ける事が多い事でしょうか。その折には、海外で戦う為には、トップとなるべき人材を高給で迎えたいと言うご希望、その周りを担う人材、まとめてご相談も受けています。
まずは、これから進出される企業のご担当者の方々には、ぜひ私達にご相談していただきたいと思います。
貴社のこれからの展開をお教えください。
弊社は現在中国、香港、シンガポール、インド、ベトナムで展開しています。
これからも確実に皆様をサポートできる様に、拠点を拡大して行きます。
企業のご担当者の方々も就職をご希望する皆さんも、どのオフィスに立ち寄られてもご相談に応じられる会社、いわゆるワンストップ・サービスを提供できる人材紹介会社を目指しております。
<RGFグループの沿革>
2007年より、中国でサービスが開始。今中国本土で7拠点(上海、北京、広州、深圳、大連、蘇州、天津)にサービスを提供。
2009年9月 RGF HR Agent Hong Kong Limited を香港に設立
2010年3月 RGF HR Agent Singapore Pte. Ltd. をシンガポールに設立
2011年6月、RGF HR Agent India Private Limitedをインドに設立
2011年8月 RGF HR Agent Vienam Co., Ltd. をベトナムに設立