A型肝炎の予防接種

Q:
シンガポールへ2年滞在が決まり、日本でA型肝炎の予防接種をしていく予定です。自分なりにインターネットなどで調べたのですが、日本だと3回接種のようですが、シンガポールではどうですか?2回接種の国もあるようですが、それはワクチンのタイプが 違うのでしょうか?(西欧製のワクチンは2回でもいいと知りました)それとも同じワクチンでも、2回でも十分免疫がつくという考えかたの違いなのでしょうか?もしシンガポールが2回のタイプだと、日本で2回打って、3回目をそちらで追加はできませんか?それから半年後というのは、きっちり半年後でないといけませんか?(1週間くらいずれても大丈夫なのでしょうか?)

A:
通常シンガポールで使用されるワクチンは2回接種となっています。
ワクチンの1回あたりの力価も違います。2回接種のワクチンは日本のワクチンの倍の力価があります。ちなみにA型肝炎に関しては1回の接種でも免疫がつくことが多いですが、確実に免疫を付けることと、長持ちさせるためには規定通りの接種が望ましいです。
日本で2回接種後、シンガポールで3回目を行うことも可能です。その場合は、量を半分にしてうつこともありますが、そのままうっても差し支えありません。半年後というのは便宜的に設定されたもので、概ね半年後ということですから、たとえ1ヶ月ずれても大きな問題はありません。うたないよりうったほうがいいでしょう。詳細はシンガポールにて日本人医師に相談するようにしましょう。

ラッフルズ・ジャパニーズ・クリニック 大西医師
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