インフルエンザ

Q:
シンガポールでは南半球と北半球の季節の関係上、インフルエンザが年に2回流行ると聞きました。
年末日本に帰る時は10月・11月に辺りにワクチンを接種するのですが、もう1回はいつ頃接種するのが有効ですか?
最近、幼稚園等でも季節性インフルエンザにかかったと言う話を 耳にします。日本でも季節性のインフルエンザが流行ってるようですし、来月少し日本に帰りたいのですが、その前にこちらでワクチンを接種した方が良いですか?

A:
シンガポールでは年に2回インフルエンザの流行があります。北半球が冬の時期の11月頃から流行するものと南半球が冬の時期の5月頃から流行するものです。
それぞれ流行するウイルスの型が異なれば、前回の予防接種は無効であり、あらためて接種し直す必要があります。したがって、シンガポールでは通常は年に2回インフルエンザの予防接種を行わなくてはならないのです。ただし、全く同じものが流行すると予測される場合には、再接種の必要はありません。
インフルエンザワクチンは、流行するであろうウイルスの型を予想して二つのA型と一つのB型を選び、それを混合して作られています。
今回、2009年南半球用ワクチンは2008-2009年北半球用ワクチンと同一であるので、昨年末に予防接種を行っていれば、あらためて行う必要はありません。
南半球用ワクチンは例年4月から接種可能で、北半球用ワクチンは10月から接種可能でです。予防を確実にするにはなるべく早い時期に接種を行う事が望ましいでしょう。

ラッフルズ・ジャパニーズ・クリニック 大西医師
シンガポール 知って得する医療の豆知識