とびひ(伝染性膿痂疹)

とびひ(伝染性膿痂疹)

人間の皮膚には病気でないときでも細菌が住みついており、通常はとりたてて悪さをせずに共存しています。

しかし、あせもや虫刺されを爪などで引っ掻いて皮膚に傷がつくと、そこから細菌が入り込んで感染を起こすことがあり、掻いた場所に広がります。
これが「とびひ」で、かゆいと不用意に手で掻いてしまいやすい子供でよく見られます。

手の爪についた細菌が別のところに感染し広がる様子が、火事の火が燃え移っていく「飛び火」に似ていることから「とびひ」という名前がつきました。

シンガポールは暑いのと皮膚の露出の機会が多いため、あせもや虫刺されができやすく、また、湿潤な環境は細菌には好都合であるため、日本よりもとびひが起こりやすいです。
また、皮膚のバリア機能の弱いアトピー体質の人は悪化しやすい傾向があります。

細菌の感染なので他人にもうつる可能性があり、家庭ではタオルなどの共用はさけ、入浴も最後にするなどの配慮が必要です。

何よりも「これ以上掻かないようにする」ことが必須で、外用薬として抗生剤とかゆみ止めを使用し、掻き壊した部分をなるべく露出せずに保護します。症状が強い場合は抗生剤の内服も検討します。