A型肝炎、B型肝炎の予防接種

Q:
シンガポールで永住することが決まりました。A型肝炎、B型肝炎といった予防接種をした方がいいと聞きました。成人でしておいた方がいい予防接種はありますでしょうか?また、お幾らくらいかかりますでしょうか?

A:
A型肝炎、B型肝炎の予防接種(AとBの混合ワクチンがシンガポールでは利用でき、一本の接種で両方の肝炎に対応することができます。)で十分でしょう。AとB混合のワクチンを2~4週間間隔で、2回接種します。さらに約半年後に1回追加接種すると5~10年間は効果が得られます。成人では予防接種前には血液検査で免疫の有無を調べることをお勧めします。免疫がすでにあれば、接種不要です。
それと、SARS対策の一環としてのインフルエンザワクチンも十分検討の価値があります。インフルエンザワクチンは成人は1回接種で十分な免疫が獲得され、1年間効果が保たれます。費用は直接、クリニックへお尋ねください。

ラッフルズ・ジャパニーズ・クリニック 永山医師
シンガポール 知って得する医療の豆知識