頑固な尋常性ざ創(にきび)
Q:
娘、16歳がこちらに来てからニキビがひどくなりレーザーとか、皮膚科にも通ったりしていますが、いっこうに良くなりません!細かいニキビが顔、全体なのですが、(額は治りつつあります)何か良い薬や方法はあるのでしょうか・・・それとも、年齢的なもので仕方ないのでしょうか・・なるべくなら抗生物質とかを使わずに治したいのですが・・
A:
今回のご相談内容は、思春期のお嬢さんに発症した頑固な尋常性ざ創(にきび)と考えさせていただきます。
にきびは思春期・成長期における一時的なホルモンバランスの乱れにって皮脂が過剰に分泌されることが原因と考えられ、この皮脂や汚れ、老廃物によって毛穴がふさがれ、そこに雑菌(アクネ菌など)が繁殖して炎症を起こすことによって形成されます。したがって、汚れや老廃物を取り除くため、お肌に合った石鹸を使ったスキンケアーを行いつつ、アクネ菌をやっつけるための抗生物質のローション(2週間から1ヶ月)と炎症をとるためにステロイドのローション(2週間ぐらい)を使用します。
抗生物質は避けたい(内服薬が心配?!)とのお気持ちのようですがローション(外用薬)でしたら余り心配は要りません。
またステロイドローションについても、顔面用に開発されたものできついお薬ではありませんし、期間を限った使用と止める際には急に止めないで少しずつ減らしていくようにすれば、副作用は出にくいものです。皮膚の問題はまずその状況を実際に把握することが最も重要です。是非、拝見させていただきたいと思います。