最近1週間のシンガポール疾病状況 2020/6/23

新型コロナウイルス(COVID-19)感染に関しては、phase2へ移行後も感染の拡大はみられていません。

ただ、ひきつづき感染対策は継続してください。
具体的な感染対策としては、手洗いやアルコールによる手指消毒、むやみに手で目・鼻・口を触らない、咳エチケット(咳・くしゃみをする際、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖、ひじの内側などを使って口や鼻を抑えること)、外出される際のマスクの着用やソーシャルディスタンスの確保を心掛けてください。

なお、現在かぜ症状で受診された患者さんのうち、65歳以上の方、13歳以上の学生の方、学校関係者(教職員など)などの方々はCOVID-19のPCR検査が義務づけられていますが、今後はかぜ症状を有する45歳以上の方に関しても同じくPCRが義務付けられる模様です。
どうぞご注意ください。

また、phase2に移行したことで、すべての予防接種が接種可能となりました。
これを機会に予防接種の履歴を見直していただき、足りない予防接種があるようでしたらぜひご相談ください。
南半球型のインフルエンザワクチンも接種可能ですので、こちらについてもご検討ください。

その他の疾患に関してですが、先週もインフルエンザ、手足口病、溶連菌感染症はみられませんでした。
マイコプラズマ感染症が1例みられました。
また、デング熱が2例みられました。

シンガポール内でデング熱の流行が続いています。
予防のためには蚊に刺されないことが有効です。
また、蚊は水たまりで増殖します。
家の周り(バルコニーなど)にたまっている水を除去することにより,感染拡大を防止することができます。

詳しくは、在シンガポール日本国大使館のホームページをご覧ください。
(https://www.sg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/dengue.html)