最近１週間のシンガポール疾病状況 2020/7/29

新型コロナウイルス（ＣＯＶＩＤ－１９）感染に関しては、先週は少し市中感染が落ち着いてきたようです。
ただ、ひきつづき感染対策は継続してください。

具体的な感染対策としては、手洗いやアルコールによる手指消毒、むやみに手で目・鼻・口を触らない、咳エチケット（咳・くしゃみをする際、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖、ひじの内側などを使って口や鼻を抑えること）、外出される際のマスクの着用やソーシャルディスタンスの確保を心掛けてください。

なお、７月１日よりＣＯＶＩＤ－１９のＰＣＲ検査の対象が拡大され、感冒症状で受診された患者さんのうち、１３歳以上の方にＰＣＲ検査が義務づけられました。
どうぞご注意ください。
その他の疾患に関してですが、先週も当院ではインフルエンザはみられませんでした。

溶連菌感染症が２例みられました。
手足口病、マイコプラズマ感染はみられませんでした。
デング熱は、当院では１例みられました。まだ感染は落ち着いておらず、注意が必要です。
予防のためには蚊に刺されないことが有効です。

また、蚊は水たまりで増殖します。家の周り（バルコニーなど）にたまっている水を除去することにより、感染拡大を防止することができます。
詳しくは、在シンガポール日本国大使館のホームページをご覧ください。
（https://www.sg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/dengue.html）