最近1週間のシンガポール疾病状況 2020/12/23
先週も当院ではインフルエンザはみられませんでした。
マイコプラズマ感染症、溶連菌感染症、手足口病やデング熱はいずれもみられませんでした。
帯状疱疹の家族内感染で水痘(水ぼうそう)を発症した症例がみられました。
帯状疱疹と水痘は同一のウィルスが原因で、これに初めて感染した際に水痘として発症します。
このウィルスは水痘が治癒したあとも体内に潜伏しており、何らかの原因で再び活性化すると帯状疱疹として発症します。
帯状疱疹の際の感染力は水痘ほどではありませんが、接触感染でうつる可能性がありますので、ご注意ください。
ところで、先週もお伝えしたように当院のインフルエンザワクチンの接種は12月末までで終了する予定です。
現時点ではインフルエンザの流行の兆しは見えませんが、インフルエンザと新型コロナウィルス(COVID-19)は症状が似ており、もし両者が同時に流行した場合に症状から見分けることは困難です。
このため、当院ではインフルエンザワクチンの接種をお勧めしています。
ご検討中の方はどうぞお急ぎください。