最近1週間のシンガポール疾病状況 2023/06/21
呼吸器感染症をきたすものでは、インフルエンザが多くみられました。これまでは、インフルエンザA型がほとんどでしたが、B型もみられるようになりました。
次にマイコプラズマ感染症が多数みられ、手足口病、ヘルパンギーナ、溶連菌感染、アデノウイルス感染症が続きました。新型コロナウイルス感染症は国内感染者数の減少に伴い少数となりましたが、引き続き注意が必要です。
消化器感染症をきたすものでは、ウイルス性腸炎が多数みられましたが、汚染された水や食べものを摂取したことで感染するクリプトスポリジウムや病原大腸菌感染もみられました。また、生または加熱調理不十分な海水魚の摂食による胃アニサキスの報告もありました。
皆さん外出する機会が増えたためか、最近日焼けがまた増え始めました。日焼けもひどくなるとやけどと同じですので、早めに皮膚科でご相談ください。また、そうならないよう帽子や日焼け止めなどで予防しましょう。
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情報提供:ラッフルズジャパニーズクリニック