MRTダウンタウン線(12/22開業) 試乗体験記パート2
MRTダウンダウン線(12/22開業) 試乗体験記パート1はこちら
今回の開通で設けられた新駅はDowntown駅とTelok Ayer駅の2駅のみ。他の4駅(Bugis, Promenade, Bayfront, Chinatown)は既存路線の乗換駅です。
新駅 Downtown駅
Downtown駅は、オフィス街ラッフルズプレイスの南側、ここ5年程で大規模なオフィスビルやコンドミニアムが続々と建てられた新オフィス街の真ん中に位置しています。
出入口はA~Fまで全部で6ヶ所。駅のすぐ脇を南北線(赤ライン)が通っているのがわかります。
南北線のMarina Bay駅・Raffles Place駅もすぐ近くです。
地下モールの「Marina Bay Link Mall」は駅から直結。ここから各オフィスビル・コンドミニアムへ雨に濡れずに行けます。
地上の出入口の1つ。
地上には大きなスペースが。マリーナベイもすぐ近くです。
このような超高層オフィスビルが周囲には林立しています。
新駅 Telok Ayer駅
もう1つの新駅がチャイナタウンとオフィス街の中間に位置するTelok Ayer駅。
この辺りはシンガポールで最も古くから開けた地域の1つ、高層ビルを背景に古いシンガポールの町並みが残る新旧入り混じった地域です。
出入口は2ヶ所の小さな駅、Far East Square や Club Streetの最寄り駅です。
出入口の1つ。
駅前はショップハウスが立ち並ぶ古い町並み。
駅名の由来になったTelok Ayer Street沿いにはシンガポール最古の中国寺院「シアンホッケン寺院」があります。Telok Ayerはマレー語で「Telok=湾 Ayer=水」の意味。昔はここが海外沿いの通りで、シアンホッケン寺院も航海の神様が祭られています。
Chinatown駅
北東線(紫)との乗換駅になるのがChinatown駅。
駅構内図、左右がダウンタウン線、上下が北東線です。
駅構内には北東線(紫)への乗換案内もあります。
ダウンタウン線開業に伴い新たに設置された出入口は1ヶ所。Chinatown Pointの裏、Hong Lim Complexの脇にあります。ちょうど試乗会イベントに参加される京劇の役者さんが記念撮影をしていました。
今回はご紹介していませんが、シンガポールフライヤー・ミレニアウォーク・F1ピットビルディングに近い「Promenade」、マリーナベイサンズやガーデンズ・バイ・ザ・ベイに近い「Bayfront」の既存2駅も今回の開業でダウンタウン線・サークル線の両線が乗り入れることになります。わずか6駅の短い線ですが、古いシンガポールから最先端のシンガポールまで、様々なシンガポールを楽しめる変化に飛んだ新線です。
ダウンタウン線について、もっと詳しく知りたい方はLTAのホームページ、運営会社のSBS TRANSITのホームページをご覧ください。
SBS TANSITのホームページには、始発・終電情報や運賃の説明もあります。
12月22日~1月1日までは運賃無料!
ダウンタウン線をより知ってもらう為に、開業日の12月22日(日)~1月1日(祝)までダウンタウン線の運賃が無料になります。
無料乗車はEZリンクカードを使用、通常通りカードをかざして改札を通過します。但し他線から乗換えの際は、直接乗り換えるのではなく、乗換え駅で一旦改札を出て、再入場してからダウンタウン線に乗車した場合のみ運賃は無料になります。
また新規開業のDowntown、Telok Ayerの2駅は現在行われている早朝ピーク時の運賃無料対象駅になっています。
運賃無料の詳細はLTAのホームページをご覧ください。