シンガポールでの受診の副作用
Q:
3ヶ月後に家族で赴任する予定です。下の子供(現在1才8カ月)がVSDで、日本の国立病院で経過観察(6カ月毎)中です。現在のところ日常生活には問題なく、小学校に入る頃に心臓への負担の度合いで手術が必要か見極める、と前回の検診時に言われました。気になっているのは、デング熱やマラリアなど日本ではかからない病気の場合の服用する薬なのですが、心臓に持病があっても負担無く服用出来るものなのでしょうか?
シンガポールは医療水準が高いと知りその点は安心しているのですが、今後上の子(現在4歳8カ月)も含め、予防接種などもシンガポールで受診して(強すぎるなどで)副作用が出ないか心配しています。
みなさん予防目的で、抗マラリア薬などを服用されているものなのでしょうか?
A:
デング熱に感染した場合、特効薬はないので治療に用いる薬は通常の解熱剤など対症療法が中心となります。特に心疾患とかかわることはないでしょう。マラリアについてはシンガポールではごくたまにみられることがありますが、基本的には海外から持ち込まれる輸入伝染病で、日常生活で気にする必要はなく抗マラリア薬は誰も服用していません。
予防接種に関しても副作用面で日本と特にかわりはありません。同様の心疾患をお持ちのシンガポールのお子さんたちがごく普通に生活されている状況を考えると、大きな問題はないといえるでしょう。