フェーズ2開始!フェーズ2で出来ること・出来ないこと|シンガポールコロナ対策措置

6月18日(木) 23:59から待望のフェーズ2へ移行することが発表されました。ようやく、小売店が再開、飲食店の店内で食事ができるようになります。

掲載内容は以下のシンガポール保健省のプレスリリース(6月15日付)を元にしています。必ず原文をご確認ください。
各種規定は今後変更されることもあります。
MOVING INTO PHASE TWO OF RE-OPENING|Ministry of Health

フェーズ2の基本原則

一部の例外を除き、フェーズ2では以下のソーシャルディスタンスの原則に従ってほとんどの活動が再開されます。

  • 個人間は少なくとも1メートルの安全距離を保つ。
  • 個人間で1メートルの距離を保てない場合、5人以下のグループ間で1メートルの安全距離を保つ。
  • 5人までの交流・活動を認める。家庭内では1度に5人までの訪問者を受け入れることができる。

フェーズ2で出来ること・再開されること

  • 小売店の店頭販売
  • 飲食店の店内飲食
    ・酒類の販売・消費は22時半迄。
    ・ライブ演奏、テレビ/ビデオ上映は禁止
  • モール等の人が多い場所は定員制限を設け、敷地内外に長蛇の列や群衆ができないようにする。
  • 個人向けの健康/ウェルネスサービス・在宅サービス
  • 会員制クラブ
  • 塾・習いごと(歌・ボイストレーニングを除く)
  • 高齢者向け介護サービス
  • 健康診断
  • 美容サービス
  • スポーツ施設全般
    プレイグラウンド、ビーチ、広場、スタジアム、プール、体育館(ホール)、テニスコート、ジム、フィットネススタジオ、ボーリング場、ファンクションルームなど。これらはコンドミニアム内も含みます。

フェーズ2で出来ないこと

大多数の活動はフェーズ2開始と共に再開されますが、一部の活動再開はまだ時間が必要です。これらは閉鎖された空間で長時間にわたり多数の人々が密接に接触する可能性のある活動・環境です。

  • 宗教の礼拝・集会
  •  図書館・博物館などの大きな文化施設
  • 会議、展示会、コンサート、見本市などの大規模なイベント・会場
  • バー、ナイトクラブ、カラオケ店、映画館、劇場、屋内外のアトラクションなどの娯楽施設

これらの活動の再開・必要なプロセスは後日改めて発表します。

特定活動のガイドライン

以下の活動には別途規定が設けられます。

  •  結婚式、自宅・結婚登録所(ROM)は最大10名まで、それ以外の会場は最大20名まで。
  • 通夜・葬儀は一度に最大20名まで。
  • 学校・高等教育機関は6月29日(月)から、全学年の学生が毎日登校でいます。詳細は教育省から今週後半に発表予定です。

事業者向け

運営が認められる事業者リストは、Ministry of Trade and Industries ウェブサイトに掲載されています。このリストに含まれる事業者は営業再開にあたり事前申請は必要ありません。

.ただし事業所では働く労働者の数は現場業務再開日から2週間以内にGoBusinessポータルを介して提出する必要があります。個人間の物理的な接触を減らすために可能な限り在宅勤務をすべての事業者のデフォルトにしなければなりません。

許可された事業者が運営する事業現場、例えば飲食店の店内飲食や個人向けの習い事教室等は各グループが5人以下の場合に限り、1メートルの安全距離要件が免除されますが、全体的な安全管理措置は適用されます。

職場では現在の職場の安全管理措置が引き続き適用されます。雇用主は従業員同士の交流がないことを引き続き確認、常に最低1メートルの安全距離を維持することが求められます。

今後、フェーズ2の開始に向けて、様々な業界に対する更なるガイダンスが近日中に関係機関から提供される予定です。企業・組織はシンガポールの安全を守るために自分たちの役割を果たすことを忘れてはなりません。安全管理基準を満たすことができない場合、企業・組織は関係機関を介して代替の安全措置の承認を求めることができます。その場合、活動再開は承認・準備ができてからです。安全管理の原則に違反していると判断された企業・組織は職場の閉鎖を求められることがあります。

各自の役割

フェーズ2で活動が再開されることで個人間の密接な接触が増加します。コミュニティでの新たな感染が増加することが予想されます。新たな感染を抑制するためには引き続き慎重に行動することが重要です。全員が安全管理の原則を守らなければならず、それに従わない事業や活動は避けるべきです。

定期的に手を洗い、外出時はマスクを着用、病気になったらすぐに医師の診察を受けるなど、優れた衛生管理と安全な距離を保つことで社会的責任を果たさなければなりません。また必要に応じてSafeEntryでチェックインとチェックアウトを行い、スマートフォンにTraceTogetherアプリをダウンロードしてインストールしてください。

友人や家族との出会いの幅が広がりましたが、個人の責任を果たしていくことを強く求めています。日々の接触機会を少なくし、できるだけ親しい人たちのみに限定することで、自分と家族を守るべきです。 高齢者は特に脆弱であるため、今後も十分な注意を続け、可能な限り自宅で過ごすべきです。

これらは自分自身と愛する人を守るためにできることです。これらの行動によって新型コロナウイルスを近づけない大きな違いになるでしょう。

安全で持続可能な再開に向けて

フェーズ2は新型コロナウイルスが安全な新たな正常化に向けての重要な一歩である。多省庁タスクフォースは、フェーズ3で新たな正常化に達するまで対策措置の緩和継続を目的に引き続き状況を注意深く監視していきます。私たちの目標は感染をコントロールし、高齢者や病状のある人など脆弱な人々に最大限の保護を提供しながら、経済と社会を徐々に再開させることです。

一方、新型コロナウイルス以前の状況には戻らないため、私たちは皆で生活習慣や日常を調整しなければなりません。これまでの努力を無駄にしないように、規律と警戒心を持ち続けましょう。共に自分自身の中にある回復力、お互いの連帯感、そして社会としての不屈の精神を見つけて、新型コロナウイルスのないシンガポールを達成するための一緒に旅立ちましょう。