最近1週間のシンガポール疾病状況 2020/6/16

新型コロナウイルス(COVID-19)感染に関しては、phase1へ移行後も感染の拡大はみられていません。
早期のphase2への移行へ向け、ひきつづき感染対策を継続してください。

具体的な感染対策としては、手洗いやアルコールによる手指消毒、むやみに手で目・鼻・口を触らない、咳エチケット(咳・くしゃみをする際、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖、ひじの内側などを使って口や鼻を抑えること)、外出される際のマスクの着用やソーシャルディスタンスの確保を心掛けてください。

なお、phase1への移行に伴い、感冒症状での受診が増加してきました。
また、マイコプラズマ感染症が数例みられました。手足口病はみられませんでした。

先週もお伝えしましたが、南半球型インフルエンザワクチンは政府の推奨する予防接種に含まれており、phase1の期間中でも接種可能です。今後もしインフルエンザが流行した場合、新型コロナウィルスとの鑑別が難しくなりますので、今のうちにワクチンを接種しておくことをお勧めします。どうぞご検討ください。

また、シンガポール内でデング熱の流行が続いています。
予防のためには蚊に刺されないことが有効です。
また、蚊は水たまりで増殖します。家の周り(バルコニーなど)にたまっている水を除去することにより、感染拡大を防止することができます。

詳しくは、在シンガポール日本国大使館のホームページをご覧ください。
https://www.sg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/dengue.html