最近1週間のシンガポール疾病状況 2024/6/26

今週もインフルエンザ感染症が多く見られました。また、新型コロナウイルス感染も複数見られましたが、高熱を伴う方、かぜ症状のみの方、気管支炎症状が強い方など、症状は多彩でした。他にも高熱や扁桃炎が特徴的な溶連菌やアデノウイルス、高熱と咳が特徴的なマイコプラズマも見られました。

小児には手足口病や伝染性紅斑(リンゴ病)、アデノウイルスとパラインフルエンザによるクループの報告もありました。感染性胃腸炎では、海外渡航後の長引く下痢に下痢原性大腸菌やサイクロスポラ(寄生虫)の感染、生がき食後のサルモネラ菌とノロウイルスの感染も見られました。近隣諸国への渡航時には、生ものや生水は避け、ペットボトルの飲料水や十分に加熱された食品の摂取を心がけてください。

当院では南半球型インフルエンザの予防接種をブギス本院にて実施しています。6月末日までワクチンの事前購入を受け付けていますので、興味のある方はブギス本院:6311─1190にお問い合わせください。

「イヤホン難聴」という言葉を聞いたことはありますか?WHOによると、世界の11億人の若者が、イヤホンやヘッドホンによる音響性難聴のリスクにさらされているそうです。じわじわと進行するので気付きにくいです。適切な使用を心がけましょう。


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