最近1週間のシンガポール疾病状況 2025/03/12
感染性腸炎が多く見られています。ノロウイルス感染をはじめとするウイルス性の嘔吐・下痢症の流行のみならず、旅行者下痢症(大腸菌感染が多い)も見られます。調理前後や食事前には「手洗い」を励行し、日常生活での予防を心がけて下さい。
また、伝染性紅斑(リンゴ病)の報告も続いています。妊娠中や妊娠可能性がある方は、胎児への影響や流産のリスクとなるため注意が必要です。かぜ症状がある方(特に小児)との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防を行ってください。周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えてください。
3人に1人が帯状疱疹にかかります。帯状疱疹の予防にはワクチンが有効なので、リスクの高くなる50才以上の方は総合診療(内科)までご相談ください。
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情報提供:ラッフルズジャパニーズクリニック