A型肝炎のワクチンの接種回数
Q:
昨年の6月にA型肝炎のワクチンを欧州で接種し、シンガポール入りしてすぐに2回目を受けるよう指示があったのでその旨を伝えたのですが、シンガポールの担当医にもっと期間をあけて3回するはずだとの指示の違いがあり不安になったので、その時は接種せずにいろいろと調べたところこちらの掲示板にもありましたように、2回の場合と3回の場合があることを知りました。2回接種の1回目を昨年夏に受けたままなのですが、今から接種となるとまた1回目接種からやり直す必要がありますか?また、子ども二人のうち一人がB型肝炎接種済みか不明なのですが、それを病院で確認することは可能でしょうか?以上ご回答のほどよろしくお願いいたします。
A:
A型肝炎の予防接種は、日本では初回から1ヶ月、半年の3回接種です。シンガポールをはじめ海外では初回から半年以降に再度接種を行う2回接種が一般的です。地域を使用する注射によってやり方は様々です。今回のお話では詳しいことがわかりませんので、病院を受診して担当医師によく相談するのがいいでしょう。
ちなみにA型肝炎の予防接種は抗体のつきが比較的良好で、1回の接種でもつく事が多いです。2回以上接種する事で、それを長持ちさせることができます。おそらくはやり直しをする必要性は低いのではと思います。やり直しが必要かどうか厳密に判断するには、抗体検査をすればいいでしょう。B型肝炎についても同様で、抗体検査をすれば予防接種の要否が判断できます。