最近1週間のシンガポール疾病状況 2020/5/28

先週も当院ではインフルエンザの症例は1例もみられませんでした。
マイコプラズマ感染症が数例みられました。

シンガポールにおける新型コロナウイルス(COVID-19)感染に関しては、先週と比べて感染の拡大はみられません。
このままの状況が続けばCircuit breakerは段階的に解除されそうです。
ただ、ひきつづき感染対策は継続してください。

具体的な感染対策としては、手洗いやアルコールによる手指消毒、むやみに手で目・鼻・口を触らない、咳エチケット(咳・くしゃみをする際、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖、ひじの内側などを使って口や鼻を抑えること)、外出される際のマスクの着用やソーシャルディスタンスの確保を心掛けてください。

なお、Circuit breakerのために家にいることが多くなったせいか、小児の転落や誤飲などの事故が普段より多くみられました。
くれぐれも事故にはご注意ください。

また、小児の汗疹(あせも)などの皮膚トラブルの症例も多くみられています。
外出はしていなくとも、皮膚を清潔に保つようご留意ください。

ところで、新型コロナウィルス感染の影響で、世界的な予防接種の停滞が危惧されています。
とくに麻疹は感染が拡大しており、確実に予防接種を行うことが望まれます。
Circuit breaker中であっても月齢18ヶ月までの予防接種・乳幼児健診などは受診可能となっていますので、該当される方はご注意ください。


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情報提供:ラッフルズジャパニーズクリニック