フェーズ2で出来るようになること|シンガポールコロナ対策措置

06/15追記 フェーズ2の詳細が発表されました。こちらをご覧ください。


シンガポール保健省はフェーズ2に向けてどのような活動が再開されるかの具体案を発表しました。

以下はシンガポール保健省のプレスリリースの概略です。必ず原文をご確認ください。

ROADMAP AHEAD TO PHASE TWO
https://www.moh.gov.sg/news-highlights/details/roadmap-ahead-to-phase-two

また担当大臣による記者会見の中で、サーキットブレーカー終了後も引き続き市中感染が現在のレベルを維持、外国人労働者宿舎内での感染もコントロールされていれば、フェーズ1開始の2週間後、6月中旬頃にフェーズ2への移行可否を判断するとの発表もありました。それにより最低4週間を予定していたフェーズ1を短縮、6月末以前にフェーズ2へ移行できる可能性も見えてきました。
What Singaporeans can expect in Phase 1 and 2 after circuit breaker ends|シンガポール政府 YouTubeチャンネル


フェーズ2へのロードマップ

フェーズ2ではより幅広い活動が再開されます。安全管理措置が講じられていることを条件にほぼ全面的に再開されることを期待しています。これにより、以下の活動が再開されることになります。

小売・飲食・その他のサービス

ほとんどのビジネス活動は、安全管理措置、グループの規模、収容人数の制限が満たされていることを条件に、フェーズ2で営業再開が許可されます。

小売、店内飲食、健康/ウェルネスサービス、在宅サービスなどが含まれます。スポーツやその他の公共スポーツ施設(スタジアムやプールなど)もオープンする予定です。

各業種別に求められる安全管理措置の詳細はフェーズ2開始が近づいた時点で各関係省庁から発表されます。

感染リスクが高い活動

感染リスクが高い活動はより慎重にアプローチします。大人数の人々が閉鎖空間で長時間に渡り交流する活動です。こうした環境下での活動は海外や過去の事例から大規模な集団感染が発生する可能性があります。このような活動には以下が含まれます。

  • 宗教サービス・会合
  • アートギャラリー、図書館、博物館などの文化施設
  • 会議、展示会、コンサート、見本市などの大規模イベント・会場
  •  バー、ナイトクラブ、カラオケ店、映画館、劇場などの娯楽施設

これらの感染リスクが高い活動は、必要な安全管理措置や安全対策を講じた上で、どのように安全に再開するかを関係省庁は企業や組織に働きかけています。適切な措置が講じられていることを前提にフェーズ2での活動再開時期を関係機関と協議します。

同居家族・同居人以外との交流・家庭への訪問

フェーズ2でも自宅以外の場所ではマスクの着用が義務づけられます。
最大5人までの交流が認められます。
各家庭内では1日5人までの訪問者を受け入れることができます。

学校

学校は6月末から全面的に再開され、高等教育機関も対面授業再開のためキャンパス内に一度に留まれる学生の数を徐々に増やしていきます。


フェーズ2までのタイムラインと緩和される可能性のある対策の概要を大まかにお伝えしましたが、新型コロナウイルスの状況やリスク評価に応じて、フェーズ3に移行するまで徐々に措置(集まりの規模など)を緩和していきます。フェーズ3は新型コロナウイルスに有効なワクチンや治療法が開発されるまで続く予定です。


個々の社会的責任が鍵

フェーズ2はニューノーマルに移行するための重要なステップです。規制が緩和されることで、各自が社会的責任を果たし活動を再開していく中でコミュニティへの感染が低い状態を維持することがより一層重要になります。国内外で見てきたように1人の人間の無責任な行動だけで集団感染は発生してしまいます。全ての人々が自分の役割を果たし、個人の衛生管理を徹底し、安全な管理方法を守り、人混みを避けることが求められます。企業や従業員は、安全管理措置を継続し、常に責任ある行動を求められます。