ホーカーセンターでの食器返却を忘れずに。9月からは罰金も!
2021年6月1日からホーカーセンターでの食事後、トレイ・食器・食べ残し・食べかす・ティッシュ等のゴミの片付けを食事をした本人が行うことが義務化されました。違反者は罰金の対象です。
当記事はNational Environment Agency「Mandatory For Diners To Return Dirty Trays, Crockery And Clean Table Litter At Hawker Centres, Coffeeshops And Food Courts」(2021/05/14)の要約です。必ず原文をお確かめください。
2021年8月31日追記
「コーヒーショップ」「フードコート」も2021年11月1日から12月31日までの周知期間を経て2022年1月1日から片付け義務の罰金対象になります。National Environment Agency「Enforcement For Table Littering At Hawker Centres Starts 1 September 2021」
9月1日からは罰金も
6月1日から8月31日までの3ヶ月間は制度の周知期間として違反者には注意のみで罰金は取りません。注意は、セーフディスタンシングアンバサダー、SGクリーンアンバサダー、地域のボランティア、環境庁(NEA)職員が行います。
9月1日より、全てのホーカーセンターで取締りを開始します。取締り担当者は片付けない者に片付けるように注意を行い、それに従わない者は以下の処罰対象になります。
初回違反者 | 警告書 |
2回目の違反者 | 罰金$300 |
3回目以降の違反者 | 裁判所が決定 |
スープや飲み物等をテーブルにこぼしてしまい個人ではきれいに片付けられない時は取り締まり対象にはなりません。可能な限りきれいにしたあとは清掃員が対処します。また前の利用者が片付け忘れた食器類も清掃員が対処します。
この制度はテーブルに食器・ゴミ等を放置する行為は環境公衆衛生法(EPHA)に定められた「ゴミのポイ捨て行為」として取り締まるため、新たな法律を定めるわけではありません。
フードコート・コーヒーショップも今後対象に
今年10月以降にはフードコートやコーヒーショップでも同様の取り締まりを段階的に導入する予定です。
追記:返却時はハラル・ノンハラルに注意
返却の際、返却棚等に「HALAL(ハラル)」「NON-HALAL(ノンハラル)」の表示があることがあります。ハラルとはイスラム教で食べることが許されている食材や料理を指します。ハラル料理(主にマレー・モスリム料理)の店での食事は「HALAL」に返却、ハラル料理以外の店の食事は「NON-HALAL(ノンハラル)」に返却してください。
追記:ホーカーセンターとは
ホーカーセンターとは国(環境庁やタウンカウンシル)が管理するホーカーの集合体、国内に100ヵ所以上あります。最近は民間企業に運営を委託したホーカーセンターも増えています。